6/6@下北沢Daisy Barとか、雑感とか。

▽ブログの更新遅れがちイスト!

6/6Daisy Barのセットリスト。最早備忘録か。
・Sittin' On The Hysteria
・覗き穴
・スイッチ
・ぼくのGod Father
・ワンデイ、グッバイ
・水際の少年

▽6月病ですか、はたまた忙しかった5月までの揺り戻しですか。抵抗するか、それはそれと受け入れるか。難しい話だ。

▽雑記!

▽先々週の金曜、「マイマイ新子と千年の魔法」を阿佐ヶ谷で見る。いやいい映画だった。プロットや大枠だけを見れば普通の映画、いやむしろテーマがちょっとぼやけかかってる映画、なのかも知れないけど、潜在的にとても多くの情報を持っていて、それの感じ方によって評価が変わってしまいそうな映画。一人で何回、何十回も見る人が居るのが分かる。一回でもいいんだけど、その複雑な世界に取り込まれたくなるような映画。DVD出るらしいから買おう。

▽大雑把な性格で、その上変なところに拘るような自分だから、昔っから、「丁寧な仕事」「誰も見ないようなところまで網目のある作品」には憧れがある。熱量の客観的な証明=仕事量、が欲しいわけじゃない。ただ、自分に無いものだ。

▽肩の力を抜くべきか?入れるべきか?その判断には毎度苦しめられる。肩に力が入ったままではバランスが取れない。でも、バランスを取らない方がいい時、だってある。そして、難しい局面ほど、「取った方がいいか取らない方がいいか」ってのは、やってみるまで分からない。いやむしろ、やった後も分からない。過去を気にする人間にとって、それほどキツイ判断はない。

▽思うに、「あえておかしな事を言える強さ」みたいなものが世の中にはある。モノの道理、見識、バランス感覚、そこによりかかるのはある種簡単だ。「まあこの辺で正しいでしょ」という自分の感覚に従っていればいい。でも、「道理は通らないけど、これは絶対に通したい」って局面だってあるんだよな。その時にほんとうの生命力が問われる気がしている。ただ単に何も分からないでそういう事を言うのは死んでも嫌だけど。

▽総じていえば、俺は屈折を愛している。でも、俺が愛するのは真摯な屈折だ。天然モノの屈折だ。年を取って、周りが見えて、何が正しくて何が間違ってるかも分かって、当然、自己嫌悪だったり、懊悩したりとか言うものがありつつ、それでも滲み出てしまうような屈折の種類を愛している。キレイにプロデュースされた屈折、ゴメンだ。思春期にありがちな「屈折してるのが長所」的な考え、好きじゃない。商売っ気があるようなものは尚更だ。屈折なんかしない方がいい。まっすぐに育つ方がいい。それを知ってる奴が好きだ。

▽そうそう、こんな暗いブログを書いてるが、今週28歳になります。正直、はええ。東京出て来て9年。何も得ていないし、何も失っていないと思う。ただ、弱いけど、屈折してるけど、根暗ぶりたくないとか言って実のところとっても根暗だけど、自分がやろうと思ったことをやります。そういう人生観で来てますし、これからも行くでしょう。今週は神戸。俺は100%自分自身のために、やる。